中高年の健康について

医療制度の改革が行われると新聞に発表されて、自分の老後の医療に不安を感じる方が多いのではないでしょうか。
今までは高齢者医療の対象者は70歳以上ですが、75歳からに引き上げられる方向です。

最近の医療は高度化しており、入院費用などは高く、不安を感じる方がほとんどだと思います。 今までは日本の厚い医療制度の恩恵を受け安心し、健康に気をつけない人が多すぎたと思われます。

会社の検診で血圧が高いといわれても、自覚症状が無ければ(血圧は高いほうが元気)放っておく。 肝臓の数値がおかしいといわれても、痛くも痒くも無いというわけでほっておく・・・。
このような病気が、ちょうど定年のころから自覚症状もでて、慌てて医者に診察に行く。
これでは遅いのです。

薬を飲むのがいやだ。 薬を飲むと薬害があるから・・・。
理由はいっぱいあったでしょう。
薬害などは、薬を飲まないで血管がボロボロになるよりずっと軽いものですし、医者の管理のもとに飲めば、必ずチェックを行いますので、害になることなどめったにありません。
若いころからコントロールしておけば、健康で楽しい老後を過ごすことができ、医療費も結局少なくてすみます。


一人の方の例をあげてみます。
家族性の高血圧で父親も、祖父、伯父も高血圧で60才代前半でなくなっており、当院へ初めて診察を受けたのが42歳のときでした。
血圧も高く、会社が忙しくハードな生活でしたが、お薬をきっちりと飲み続け、20年経ち62歳の現在、会社の検診でもどこも悪くなく、健康に過ごしています。

40歳代、50歳代に生活習慣に気をつけ、悪いところがあればホームドクターに相談して気をつけておれば、健康で楽しい老後が過ごせると思います。
医療費の改革も関係の無い生活にしたいものです。


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