食事と健康


大正時代に生れたお年寄りの方でお元気な方が多いのに、皆さん気がついていらっしゃると思います。
これに比べ、戦後日本の食生活が欧米化し、1990年には日本のコレステロール値がアメリカより高くなってしまいました。
日本食で健康を保ってきた大正生まれのご老人のように、現代の日本人は健康で長生きできないかもしれません。

なぜ、コレステロールが多い食事がいけないのか?
なぜ、日本食が良いのか?
なぜ、野菜を沢山食べれば良いのか?

今はどの健康雑誌でも、TVでも毎日のように言われていますので、よく分かっている方がほとんどだと思います。

ここで私達が老年になり、一番なりたくない病気 『脳梗塞で半身不随になり、不自由になる事』。
しかもそれまでは、ほとんど自覚症状がない病気を、日常の食生活で予防できるなら一番良い事です。

バランスの良い食事を取る工夫
  • めいめいのお皿に、緑の野菜・芋類・魚か肉・豆を揃えて出す事を習慣付ける。

  • とくに魚肉類3倍の野菜を取るように心がける。

  • 外食の場合は、出きるだけ定食で野菜も取れるような物を選ぶ。

血液がサラサラになる効果の高い食品
  • ピーマン・トマト・青ジソ・にんじん・玉ねぎ・長ねぎ・等

  • 青背の魚 〈トロ・さんま・はまち・ぶり・あじ・等〉

  • 大豆・納豆・豆腐

こうしてみてみると、一家の食生活を預かっている主婦の責任は、大きいかもしれません。
仕事をしている主婦が多い中、なかなか食事を作る時間がないと思われがちですが、納豆はどこでも買えますし、トマトは切るだけと考えていくと、やはり調理する人が(最近では夫も)、「どれだけ健康に関心があるか」、「知識があるか」で、家族の健康が左右されると思います。
この事は、子供の食生活にも反映されます。
最近では子供の高脂血症が増えてきています。
子供には特に規則正しい食生活をさせたいものです。

食生活を見直し、老人になっても、今の80歳代の人たちのように、元気ではつらつとした生活をしたいものです。


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