心臓の検査  1



《心 電 計》

心電計(心電図をとる)は皆様にはお馴染みのものです。
健康診断などでよく実施されています。

心臓は電気的に動いていて、心臓が動いた時の電気信号を電極で拾い、心臓の状態を見ます。

この検査では狭心症心筋梗塞など虚血性心疾患(心臓の血のめぐりが悪くなる病気の総称)、不整脈(脈がとぶ、動悸がする等の脈のリズムに異常が出る病気)等の診断ができます。


 《24時間ホルター心電計》


基本的には心電計と一緒ですが1日(24時間)の心電図を記録します。
本体は小さいお弁当箱ぐらいの大きさで、腰に携帯していただくようになっており、心電計はカセットのテープの中に記録されるようになっています。

1日目に医院で本体を付け、翌日にかえしていただくようになります。
お風呂には入れませんが、仕事や日常生活は普段通りにできます。

この検査は主に不整脈に対し施行します。
不整脈にも色々な種類がありますが、その中でも重症なものから経過観察だけで良いものまであります。
また、このような不整脈が何個出ているかと言うことも分ります。

《心臓超音波検査》
超音波で心臓の中を見る検査です。
腹部超音波検査を受けられた方は多いと思いますが、腹部の心臓版と考えていただいたらを思います。

超音波がよく通る様に胸にゼリーを塗り実施します。
時間は約20分程度です。

この検査では心臓の働き(心臓が弱っていないか)、心臓の形態(心肥大の程度)、血流の異常(弁膜症)など得られる情報は非常に多く診断、治療を行う上で有用な検査です。


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