心臓の筋肉に異常をきたす疾患ですが、原因のはっきりわからない特発性のものと、何らかの原因が関与してると思われる二次性の心筋の病気があります。 どちらも症状としては特発性も二次性も同じようなものですが中にはあまり症状もなく、検診などで心電図異常を指摘されて精査の結果診断がつく方もおられます。 症状は主に心臓の収縮が悪くなったために起きてきます(心不全症状)
心不全の症状が進んでくると夜、息が苦しくて仰向けで寝られない(起座呼吸)喘息のような ヒューヒューというような呼吸になります。 一般に心臓喘息といわれる症状です。(普通に言われている喘息は気管支喘息で、症状は似ていますがこの心臓喘息とはまた原因が違います。) 心臓病というとあまり若い人には縁がない病気と思われがちですが、心筋疾患の中でも心筋炎はどの世代の方にも起こりうる病気です。 心筋炎とは心臓の筋肉に風邪などのウイルス(コクサッキーが主といわれていますが)が入り込み心筋を傷害する病気です。 経過としては軽い風邪をひたと思っていたらその後息苦しさ、動悸、全身倦怠感などの症状がでてくるため、病院を受診すると心臓肥大、心電図でも異常ををいわれる。 多くは2週間程度でだんだんと心臓の機能が回復してきますがひどい場合は死に至る病気です。(15%程度) 特に体力が低下しているときは要注意です。 |
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